日本におけるコーポレートガバナンスを巡る取組みは近年大きく加速しており、ビジネスのグローバル化や外国人株主の増加等、より透明性、公正性、迅速性が求められる経営環境の中で、経営陣の皆さまの役割や責任の在り方が注目されています。
企業内部の問題でいえば、グローバリズムの進展に伴い文化的規範や新しい雇用形態の一般化に起因する問題、不当解雇やハラスメント等の雇用上の問題、過労死に代表される労災問題等が昨今大きく取り上げられています。
また、企業外部の問題でいえば、経済環境の目まぐるしい変化により不測の事態が生じる可能性があり、グローバル案件におけるコマーシャル・リスク、カントリーリスクへの対応策、コンピューターやネットワークへの攻撃を受けた際の危機管理の対応策の必要性も年々高まってきています。
こうした新時代のリスクにもそのニーズにマッチした保険商品が準備されています。以下の保険の内容について、是非一度ご検討ください。
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役員賠償責任保険(D&O)
貴社の役員が、役員としての業務に起因して株主、投資家、従業員その他第三者から損害賠償請求を提起された場合において、損害賠償金および争訟費用を負担することによって被る損害を補償する保険です。
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使用者賠償責任保険
従業員が被った労働災害について、使用者(企業)が法律上の損害賠償責任を負担することによって支払うべき損害賠償金(政府労災の認定を受けた場合に限る)及び解決のために支出する費用を補償する保険です。
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雇用慣行賠償責任保険
雇用上の差別、セクシャルハラスメントまたは不当解雇に起因して、貴社が負担する損害賠償金および争訟費用を補償します。雇用慣行賠償責任保険は、雇用問題による賠償責任に備える保険です。
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サイバー保険
サイバー保険とは、火災保険等の伝統的な保険では補償の対象とならない「サイバーリスク」によって生じた、自社の「費用・利益」および第三者への「賠償責任」を包括して補償する保険です。
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輸出取引信用保険
輸出取引信用保険とは、海外の取引先の倒産等による回収リスクである『信用危険』を補償するとともに、取引先相手国に関わるリスクである『非常危険(カントリーリスク)』による債権回収不能も対象として補償する保険です。